【最新研究】北海道で巨大地震が起こる条件が徐々に… プレートが”年間8センチ移動”
東日本大震災から14年です。
そんな中で「北海道で巨大地震が起こる条件が揃いつつある」という最新の研究結果が明らかになりました。
北海道大学などの研究グループは、マグニチュード9クラスすなわち「東日本大震災級の地震や津波を引き起こしうる程度」までエネルギー(「ひずみ」)がたまっている可能性があるとしています。
そもそも北海道の沿岸では、太平洋プレートが陸側のプレートに沈み込み、陸側プレートが元に戻ろうとする力で地震・津波が繰り返し起きています。
今回の調査では、北海道沖でオレンジ色のGPS機械を投入し、プレートがどれだけ動いているのかを計測。
「ひずみ」がどれだけ溜まっているのかを明らかにしました。
陸地での調査は行われていましたが、海底での直接調査ははじめてです。
すると、太平洋プレートも陸側のプレートも同時に1年間で約8センチ移動していることが分かりました。
太平洋プレートだけが移動し、陸側のプレートが移動していない場合は、陸側のプレートにはあまり負荷がかかっていないといえます。
ただし、今回の結果からわかるのは、この2つのプレートは密接にくっついていたということです。
その状態で、常に太平洋プレートが陸側プレートへ沈み込み続け、地震を引き起こす「膨大なエネルギー」が蓄えられている可能性が高いことが分かります。
調査に携わった北海道大学の髙橋浩晃教授は、「東日本大震災のような巨大地震が切迫していることが改めて明らかになった」と話します。
北海道の沿岸エリアでは津波が来る可能性が高く、備えが必要です。
しかし、沿岸部だけではなく全道で警戒が必要です。
千島海溝で地震が起きるとー
・札幌では震度5弱が最長5分 ※胆振東部地震は強い揺れは10秒程度
固定していない家具が転倒するリスクが高くなり、身動きが取れないまま、落ちてくるものにさらされる危険性があります。
・北海道全域でブラックアウトが起き、物流が止まる可能性がある
怖い…と思いますが、きちんと備えておけば安心です。
「家具が倒れないように固定」「避難場所の確認」「水・食料の備蓄」
今や、100円ショップでも家具の固定グッズは売っています。
こういった機会に1度頭の中でイメージをしておくだけで、いざというときに体が動くようになります。
(2025年3月11日放送)
そんな中で「北海道で巨大地震が起こる条件が揃いつつある」という最新の研究結果が明らかになりました。
北海道大学などの研究グループは、マグニチュード9クラスすなわち「東日本大震災級の地震や津波を引き起こしうる程度」までエネルギー(「ひずみ」)がたまっている可能性があるとしています。
そもそも北海道の沿岸では、太平洋プレートが陸側のプレートに沈み込み、陸側プレートが元に戻ろうとする力で地震・津波が繰り返し起きています。
今回の調査では、北海道沖でオレンジ色のGPS機械を投入し、プレートがどれだけ動いているのかを計測。
「ひずみ」がどれだけ溜まっているのかを明らかにしました。
陸地での調査は行われていましたが、海底での直接調査ははじめてです。
すると、太平洋プレートも陸側のプレートも同時に1年間で約8センチ移動していることが分かりました。
太平洋プレートだけが移動し、陸側のプレートが移動していない場合は、陸側のプレートにはあまり負荷がかかっていないといえます。
ただし、今回の結果からわかるのは、この2つのプレートは密接にくっついていたということです。
その状態で、常に太平洋プレートが陸側プレートへ沈み込み続け、地震を引き起こす「膨大なエネルギー」が蓄えられている可能性が高いことが分かります。
調査に携わった北海道大学の髙橋浩晃教授は、「東日本大震災のような巨大地震が切迫していることが改めて明らかになった」と話します。
北海道の沿岸エリアでは津波が来る可能性が高く、備えが必要です。
しかし、沿岸部だけではなく全道で警戒が必要です。
千島海溝で地震が起きるとー
・札幌では震度5弱が最長5分 ※胆振東部地震は強い揺れは10秒程度
固定していない家具が転倒するリスクが高くなり、身動きが取れないまま、落ちてくるものにさらされる危険性があります。
・北海道全域でブラックアウトが起き、物流が止まる可能性がある
怖い…と思いますが、きちんと備えておけば安心です。
「家具が倒れないように固定」「避難場所の確認」「水・食料の備蓄」
今や、100円ショップでも家具の固定グッズは売っています。
こういった機会に1度頭の中でイメージをしておくだけで、いざというときに体が動くようになります。
(2025年3月11日放送)
「STVニュース」
3/12(水)16:52更新