北海道も各地で猛暑日に ウシも搾乳量が減少「疲れている感じ」 涼しく過ごすには…?
7月7日の北海道内は暖かい空気が流れ込んだ影響で、2025年で最多の18地点で猛暑日となりました。
危険な暑さで熱中症への警戒が必要ですが、涼しく過ごすにはどうしたらいいのでしょうか。
(松本カメラマン)「午後1時になりました。いまの気温は温度計で35℃を超えています」
オホーツクの北見市です。
午後5時までに35.9℃を観測しました。
街中ではこの暑さにも負けず、汗を流しながらも工事が進められていました。
7日の道内は、暖かい空気が流れ込んだ影響で道東を中心に危険な暑さとなっています。
午後5時までに帯広では36.8℃、置戸町の境野と池田で36.4℃と2025年で最多となる18地点で猛暑日となりました。
暑さの影響はこんな場所でもー
(酪農家 千田和幸さん)「すごい暑さですよね」
(記者)「今シーズンで何番目?」
(酪農家 千田和幸さん)「たぶん1番かな」
(記者)「ウシの様子は?」
(酪農家 千田和幸さん)「疲れている感じはあるかな」
道東・別海町の牧場です。
午後5時までに35.6℃を観測。
あまりの暑さに日中の放牧を中止しました。
ウシは暑さに弱く、搾乳量も落ち始めているといいます。
また、札幌は32.4℃を観測。
3日連続の30℃越えとなり、熱中症などに警戒が必要です。
(マチの人)「めちゃめちゃ暑いですね。(子どもの服の)中に保冷剤を入れていて。でももうとけちゃった」
本格的な夏がやってきた道内。
札幌市内の商業施設では暑さ対策の取り組みが進められていました。
(阿部記者)「外が暑いとどこかで休憩したくなりますよね。こちらの商業施設では暑さをしのぐ場所として店全体を開放しています」
暑さからの避難場所として始まった「クールスポット」。
道内の138店舗に設置され、涼しい店内で休憩してもらい、猛暑から身を守ってもらうことが目的です。
一部の店舗では自治体と連携した猛暑からの避難場所「クーリングシェルター」にも指定されていて、地域ぐるみでの暑さ対策が進められています。
(利用者)「(外に出ると)やっぱり熱気がきつかったですね。(クールスポットは)すごい良いですね。ありがたい」
また、暑さ対策ではこんなものもー
(イオン発寒店 小西弘晃さん)「暑さ対策で用意している寝具のコーナーでございます。触ると冷たさを感じるという材質のものになっています」
特に人気なのが、触ると冷たい接触冷感の寝具です。
日中はエアコンなどで暑さ対策ができますが、夜は寝苦しいと布団や敷きパッド自体を冷たいものに買い替える人が多いということです。
最近ではこんなものもー
(阿部記者)「接触冷感の寝具が人気ということですが、居間などで使えるラグ、これも触って冷たい商品となっています」
3種類の大きさで選べるラグ。
涼しく部屋で過ごせるアイテムです。
その他にも抱き枕なども接触冷感の物が発売されています。
(イオン発寒店 小西弘晃さん)「早いうちに(暑さ)対策が必要になってくるという部分で、手ごろなところから始めるにあたって、寝具から始めるのがいいのかなと思います」
危険な暑さとなった7日の道内。
8日も十勝を中心に猛暑日となる地域もある見込みで、引き続き暑さから身を守る対策が必要不可欠です。