ゴルフ場でクマと遭遇 ハンター発砲「緊急避難で」駆除の許可得ず 札幌・滝のカントリークラブ
札幌市南区のゴルフ場で、シカを駆除するためのハンターがクマに遭遇し、発砲していたことが分かりました。
警察は、人命に危険が迫っている場合に発砲できる「緊急避難」にあたるのか確認しています。
(石田記者)「こちらのゴルフ場では連日クマが出没し、パトロールをしていたハンターが鉢合わせてしまったということです」
ハンターがクマに発砲したのは、札幌市南区のゴルフ場「滝のカントリークラブ」です。
コース内では9月2日から3日連続でクマが目撃されていました。
原因を調査するため、鳥獣管理保護法に基づくシカの駆除許可を得たハンターがパトロールをしていたところ、およそ1.4メートルのクマが現れ、向かってきたということです。
(滝のカントリークラブ 飛田寛大支配人)「(ハンターによると)だいたい4,5メートルの距離にクマが出てきて、自分の方に向かってきた。緊急避難的な措置でクマに対して発砲した。さすがに怖かった、恐怖を感じたと」
ハンターが発砲した4発がクマに命中し、駆除されました。
このハンターは猟友会に所属しておらず、札幌市によりますと、ハンターはクマに発砲する許可を得ていなかったということです。
警察は、人命に危険が迫っている場合に発砲できる「緊急避難」にあたるのか確認しています。
ゴルフ場はパトロールや爆竹を鳴らすなど安全対策をして、通常通り営業を続けています。
09/09(火) 18:55