【猛暑】エアコン稼働も教室は31℃「東京と全然変わらない」アイスの割引サービスも 北海道
7月23日午後4時までに最高気温38.2℃を観測したオホーツクの美幌町です。
1977年の統計開始以来最も高い気温となり、道路からはかげろうも…
強烈な日差しが照りつけます。
(北本アナウンサー)「午後3時前の美幌町です。体が痛くなるような日差し、そして息が吸いにくくなるような風が吹いています。現在の気温ですが38℃と表示されています」
この暑さの影響でJR石北線のレールの温度が上昇し、点検が必要となったことから、特急2本を含む15本が運休しました。
23日の道内はフェーン現象の影響で、オホーツクなど道東を中心に気温が上昇。
北見市の小学校を訪ねるとー
エアコンの温度を18℃に設定し、扇風機もフル稼働で教室内を冷やしますがー
教室に置いた温度計は31℃に。
場所によって熱がこもってしまうようです。
(三輪小学校 加藤弘一校長)「まず水分補給、あと適度な休憩、さらにはお互いに健康を気遣い合いましょうという話はさせてもらっています」
さらにサーモグラフィーで校庭の温度を測ってみるとー
なんと地面は50℃を超えていました。
この危険な暑さに、こちらの小学校では下校の時間に保護者に迎えを依頼したといいます。
道教育委員会によりますと、この気温の影響で午後3時時点で全道50の小中学校などが臨時休校となりました。
屋外の仕事も危険な暑さにさらされていました。
強い直射日光のもとでの仕事となりますが、こちらの工事現場では東屋を設置して日陰をつくり、こまめに水分補給をしたり首元を冷やしたりするなど熱中症対策をしています。
(北英建設 堀田哲さん)「現場はとても暑いので、時間帯を朝早くして夕方の西日の当たる気温の高くなる時間に作業を早めに切り上げたりして、熱中症にならないようにしています」
札幌では午後5時までに34.9℃を観測し、中心部は2025年で一番の暑さとなりました。
(釧路から来た人)「暑いしかでないね、暑い」
(記者)「釧路とどっちが暑い?」
(子ども)「札幌!」
(埼玉から来た人)「涼しいだろうなと思って涼みに来たのに、東京と全然変わらない気温なので」
厳しい暑さを和らげようと、こちらのホームセンターでは需要が高まっている商品がありました。
(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)「こちらがスポットクーラーのコーナーになります。今月入ってから前年の140%くらいの売り上げになっています」
スポットクーラーが大人気。
寝室や子ども部屋への需要が高まっているということです。
ほかにもー
(阿部記者)「ひんやりしていて気持ちいい」
頭に直接吹きかけ冷やす効果のある商品や、スプレーを服にかけて温度を下げる商品が人気だということです。
午後4時までに最高気温36.4℃を観測した帯広市です。
(武田記者)「エンジンを停めて車内に温度計を置いてみると、47℃を超えています」
外だけではなく、車内も非常に危険な暑さとなることがわかります。
こうした中、涼を求めて多くの人が足を運んでいたのは市内の菓子店です。
こちらの店では30℃を超えると割引のサービスが。
例えばソフトクリームは80円引きの300円。
パフェは150円引きの500円で、暑さを忘れる冷たさを楽しむことができます。
(客)「涼しくなった」
この危険な暑さは24日も続く見通しで、こまめな水分補給など熱中症に厳重な警戒が必要です。