駆け込みラストチャンス!道内でも寄付の申し込み急増 人気の寄付先は?ポイント還元禁止でいまが活況
9月に入って急増しています。
応援する自治体に寄付をして返礼品を受け取る「ふるさと納税」ですが、10月からある制度が禁止されるため、いま駆け込みで寄付する人が急増しています。
何が変わるのでしょうか。
実りの秋。
黄金色に輝き、頭を垂れていたのは収穫期を迎えたコメです。
(林記者)「コメどころ・東川です。いま収穫作業の真っ最中です」
収穫されていたのはコメどころ・東川町のななつぼし。
ふるさと納税返礼品として人気が高いですが、2025年はある制度が見直された影響で、9月に寄付の申し込みが急増しているといいます。
(東川町経済振興課 堀口開世さん)「10月からふるさと納税の制度が改正になりまして、ポイントがつかなくなるということがありますので、先月と比較しまして9月まだ半月ですけれども、現時点で約2倍の寄付をいただいています。まだ十分に在庫がありますのでよろしくお願いします」
ふるさと納税をする時に仲介サイトを使うと、自治体の返礼品のほかに寄付額に応じてポイントがもらえることが多いですが、10月から禁止されます。
総務省によりますと、サイト間でポイント還元の競争が激化。
自治体を応援する趣旨からずれてきているため禁止するということです。
ぷりっぷりの身が人気のホタテです。
そのホタテを返礼品としている道東の別海町でも、ポイントが禁止される前に寄付を申し込む人が急増していました。
(別海町総合政策部 松本博史部長)「8月の中盤以降どんどん前年同日比が上がって、いわゆる駆け込みが始まっている形になっています。日によっては10倍になっている日もありますし、9倍とか8倍の日もあります」
2024年の同時期に比べ平均すると4倍以上の寄付が申し込みされているといいます。
(別海町総合政策部 松本博史部長)「ポイントというものが非常に消費者にニーズがあったんだなと実感しています。ポイントが廃止になっても引き続きふるさと納税の制度の魅力は残っていますので、今後も応援いただきたいなと思っています」
マチでポイント禁止の前に寄付をするか聞いてみるとー
(記者)「今月末でポイントがもらえなくなるのは?」
(マチの人)「知っています。(周りの人は)ポイントがもらえなくなるのはもったいないので、もらえるときに頼んだ方がいいなと言っていました」
ある仲介サイトは、駆け込みで寄付する傾向は全国的に広がっていると指摘します。
(さとふる広報 井田尚江さん)「寄付の動向の変化については、2025年の7月から8月末までの寄付額をお調べしたところ、8月の最終週の寄付額は前年同期比で3.1倍以上に増えている状況です」
そこで、こちらの仲介サイトでは駆け込みの寄付者を取り込もうと、9月まで様々な特別キャンペーンを展開。
なかには抽選ながらこんなキャンペーンもー
(さとふる広報 井田尚江さん)「さとふるアプリから寄付していただくと、最大で1000%が当たる超さとふるジャンボも実施させていただいております」
10月のポイント禁止を前に、駆け込みがピークに達しているふるさと納税。
9月いっぱいは活況が続きそうです。