なぜ…JR北海道の多角化「鉄道事業にも貢献」不動産事業拡大の狙いは?駅近マンション内覧会
JR北海道と不動産会社が手を組んで建設しているマンションの内覧会が札幌で開かれました。
JR北海道は近年、マンション事業など本業の鉄道以外にも力を入れ、業績を伸ばしています。
その狙いを取材しました。
(長谷工アーベスト 髙橋大樹支店長)「こちらが3LDKのモデルルームになります。75平米のタイプとなっています」
2方向から光が差し込むリビングは、スライドドアを開けるとさらに開放的な空間に。
札幌で開かれたJR北海道と不動産会社が建設中の分譲マンションの内覧会です。
(長谷工不動産 渡辺博士支店長)「長谷工グループにおける住まいづくりのノウハウとJR北海道が持つ開発力。こちらを掛け合わせることによりまして、お客様のニーズに合う商品づくりを目指してまいりました」
セールスポイントはなんといっても、JR発寒中央駅から徒歩4分という近さです。
2026年3月に完成予定ですが、なぜ鉄道会社のJR北海道が不動産事業に関わっているのでしょうか。
(JR北海道開発事業本部 長原一成さん)「開発事業の拡大ということを経営の重点に置いておりますので、その中で住宅産業ですね。鉄道事業者でありますので、沿線価値の拡大、沿線の魅力を高めるということに貢献して、本業の鉄道事業にも貢献していきたい」
JRは近年、不動産事業に力を入れていて、中央区では2024年、賃貸マンション・ジュノール桑園が開業したほか、分譲マンションなどの複合施設も建設中です。
さらにー
(青柳記者)「こちらJR北海道の社宅があった場所ですが、新しくマンションが建設される予定です」
2025年秋からは分譲や賃貸などの開発が続々と始まる予定で、2027年度以降に開業する見込みです。
JR北海道が力を入れる不動産事業はマチのカタチを着々と変えていきそうです。
05/15(木) 16:13