山菜採りで4人死亡51人遭難 有毒植物による食中毒も「ポイントは匂い」春の味覚に潜む危険
春の山菜採りシーズンが到来しています。
気を付けなければいけないのが滑落の事故や山菜と有毒植物を誤って口にした際の食中毒です。
見分けるコツとはー?
北海道内では2025年、山菜採りで滑落するなどして4人が死亡、51人が遭難しています。
そのほとんどが4月から6月に発生しているため、10日朝、道警などは藻岩山の登山口でチラシなどを配り、入山者に注意を呼びかけました。
(道警地域部地域企画課 福士暁平課長補佐)「遭難した場合、早期に捜索して発見することが命を左右するので、救助要請や居場所を知らせる手段を確保して入山してほしい」
山菜採りの危険は遭難だけではありません。
(向山記者)「この時期、ギョウジャニンニクなどを求めて山に入る人も多いですが、気をつけたいのが誤って毒草を食べてしまうことです」
毎年発生している山菜と有毒植物を間違えて食べたことによる食中毒。
4月1日には、室蘭保健所管内で山菜採りに出かけた80代男性が毒草の「トリカブト」を食べ死亡しました。
食用の「ニリンソウ」と間違えたのです。
画面の左が「ニリンソウ」、右が毒草の「トリカブト」です。
どちらの葉も非常に似ていて判断がつきにくいことがわかります。
では、どのように見分ければいいのでしょうか。
(道立衛生研究所 高橋正幸さん)「ニリンソウは春先に白い花が咲きます。トリカブトは夏、8・9月ごろ青紫色の花が咲きます」
この時期、ニリンソウは白い花が咲きますがトリカブトは、まだ花は咲かないといいます。
他にも間違えやすいのがー。
(向山記者)「ギョウジャニンニクと間違いやすいイヌサフラン、どちらも植えてあるが、見分けつきますか」
どちらも細長い葉で背丈も似ています。
(道立衛生研究所 高橋正幸さん)「正解はこちらがギョウジャニンニク、こちらがイヌサフラン」
(道立衛生研究所 高橋正幸さん)「最大のポイントは匂い」
ギョウジャニンニクとイヌサフランを嗅ぎ比べるとー。
(向山医者)「全然ちがいますね。嗅いだらすぐに違いがわかります」
ギョウジャニンニクは独特のニンニク臭があるので匂いで判断するのが有効です。
また、根元の色も見分けるポイントの1つです。
ギョウジャニンニクは、根元が赤紫色ですがイヌサフランは緑色。
イヌサフランの誤食によって札幌市内では2024年、2人が亡くなっています。
(道立衛生研究所 高橋正幸さん)「少しでも疑わしいものは採らない。食べない。人にあげない。調理する前に改めて確認するのを守っていただきたい」
本格的な山菜採りシーズンを迎え、正しい知識を持って安全に楽しむことが重要です。