「逃げないとまずいって…」住宅街一帯が冠水 観測史上最大197.5ミリを観測 北海道豊富町
北海道内は8月26日、前線を伴った低気圧の影響で、道北を中心に記録的な大雨となりました。
一夜明けた豊富町では川の水が農地に流れ込んだり、住民が浸水した住宅の後片付けに追われるなど、大雨の影響が続いています。
記録的な大雨から一夜明けた道北の豊富町です。
27日未明までの24時間降水量は197.5ミリで観測史上最大を更新していて、マチの至るところが泥水に覆われていました。
(吉田カメラマン)「豊富町です。消防が排水作業をしています」
豊富町では一部の住宅街で道路が冠水し、町によりますと、27日午前中までに町内で3件の床上浸水が確認されています。
消防が排水作業に追われていましたが、水かさはまだ膝の高さぐらいまでありました。
(北本アナウンサー)「こちらの牧草地帯も水に浸かってしまっています。牧草ロールが完全に泥水の中にあります」
流されてしまったのか水に浮かぶ牧草ロールも…
実はこの場所、普段は酪農用の牧草を育てる農地です。
増水したサロベツ川の水が溢れ、あたり一帯は川と農地の境目がわからないほど水に浸かっていました。
豊富町では午前10時に避難指示が解除されましたが、住民が自宅へ戻ったあとも川などへの警戒が続きました。
(防災無線)「町内の河川が増水しています。警戒をお願いします」
豊富町の北部・開源地区では、大雨の影響で国道40号の周辺が広い範囲にわたって冠水。
路面に水が流れ込んだ影響で、国道40号は一部区間で26日夕方から通行止めが続いていましたが、午後2時に解除されました。
しかし、豊富町と幌延町を結ぶバイパスは土砂が流れ込んだ影響で通行止めが続いていて、解除は未定だということです。
また、JR宗谷線の幌延町下沼と豊富間では、26日午後3時ごろ、大雨の影響で踏切を含む線路が冠水しました。
一夜明け、踏切周辺の水は引きましたが、JR北海道では宗谷線の音威子府ー稚内間の運転を終日見合わせています。
(北本アナウンサー)「再び雨が降り出しました、午後2時過ぎの豊富町です。きのうこのあたり一帯は冠水をしていたということです。このあたりの植物は倒されていますし、靴なども流れ着いてしまっています」
近くにあったカフェは定休日となっていましたが、訪ねてみると…
(カフェの人)「主人が見たところによると、ここには20センチぐらい(泥水が)たまっていたみたいです」
(北本アナウンサー)「テーブル下ですけれども泥がついてしまっていて、このあたりまでついていますから確かにこれは20センチぐらいは」
このカフェでは午前中いっぱい泥水を外に出す作業に追われたということです。
店の奥に案内してもらうと、商品が入った段ボールが水に浸かってしまったことがわかります。
(カフェの人)「見たらもう水だらけになっていて、逃げないとまずいって思うぐらいになっていたので1時間ぐらいで」
道北の雨のピークは過ぎたものの地盤の緩んだ状態が続くため、土砂災害などに引き続き警戒が必要です。