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3人刺した当時の状況「覚えていない」事件直前には幻聴も…心神喪失で無罪主張 コンビニ3人殺傷事件

札幌市北区のコンビニエンスストアで2024年、店員ら3人を刃物で刺し1人を殺害した罪に問われている男の裁判で、男は3人を刺したときの状況などについて「覚えていない」と述べました。

殺人などの罪に問われている宮西浩隆被告は2024年2月、札幌市北区のコンビニエンスストアで、運営会社の社員・大橋恵介さんをナイフで突き刺し殺害したほか、店員の男女2人を殺害しようとしたとされています。

6月24日の被告人質問で宮西被告は、社員ら3人を刺したときの状況などを検察側から問われると「覚えていない」と述べました。

一方、事件直前にコンビニで買い物をしたあと、「幻聴で『ざまあみろ』と聞こえた」「そこから怒りや人生に対する絶望があった」などと話しました。

初公判で弁護側は、宮西被告が統合失調症の影響で「女性店員に避けられる」などの妄想にとらわれ、「心神喪失」の状態だったとして無罪を主張。

検察側は心神喪失より軽い「心神耗弱」だったとして、刑事責任を問えると主張しています。

06/24(火) 19:20

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