自転車の車道走行が増加 ”青い矢印”整備が進むも安全面での課題が浮き彫りに
2026年4月に自転車の青切符が導入されましたが、札幌では自転車の車道走行が増えているといいます。
青い矢印で示された「矢羽根型路面表示」に沿って走る人も多いと思いますが、安全面での課題も浮かび上がっています。
(林記者)「自転車は路上駐車があるので後ろを気にしながら走っていきますね。駐車してあるとちょっと走りにくそうです」
通勤時間帯の札幌市中心部です。
自転車が車道を走ろうとしていますが、駐停車している車が道路を遮っていました。
自転車は原則、車道の左側を走らなければなりません。
中心部の一部の道路には、自転車の車道走行を促す「矢羽根型路面表示」の設置が進められていますが、駐停車している車により、自転車の利用者が危険にさらされているいる場面もありました。
(自転車に乗る人)「歩道は狭いし、(路上駐車を)抜かすと車道に出なきゃいけないしですごく怖い。そういうときは降りて歩道を歩くしかなくなってしまいます」
札幌市中心部では2019年ごろから「矢羽根型路面表示」の整備を進めていて、今後も範囲を拡大する予定です。
記者も自転車で矢羽根型路面表示に沿って走ってみるとー
(林記者)「大きなトラックが止まっています。ちょっと右にずれなきゃいけませんが、交通量が多く怖い」
すぐ隣を車が通過。
自転車に乗っている人も車のドライバーからもヒヤッとする場面です。
この現状に、車のドライバーからも不安の声があがっています。
(タクシードライバー)「私も運転していて横から自転車が出てきたことはありました。自転車が危なくないような駐車スペースであるとか、そうしたスペースを設けられるのであれば考えていただきたい」
さらに、札幌市によりますと、2026年4月から青切符制度が導入されてから、自転車の車道走行は中心部で2割ほど増えたといいます。
正当な理由なく歩道を通行した場合、6000円の反則金が科されることもあるため、ルールを守る人が増えたとみられます。
市は路上駐車を極力避けるよう呼びかけると共に、「矢羽根型路面表示」の周知と整備を進めています。
(札幌市自転車対策担当課 坂本新太郎課長)「車のドライバーにも車道は自転車が通行する場所なんだよということを認識してもらって、自転車に配慮した運転をしてもらうというところも目的としております」
市は2025年、手稲区内などでも「矢羽根型路面表示」を整備するなどエリアを広げていて、地元の学生らが周知のためにポスターも作りました。
2026年は東区でも整備を進める予定で、車道を安全に走行するためにも自転車の利用者とドライバーともに矢羽根型路面表示の役割を知ることが重要です。