倶知安町の“無許可開発” 説明会開催も…反発相次ぐ 建物引き継いだ男性は“別荘建てたい” 北海道
北海道倶知安町の森林で行われた無許可開発に新たな動きです。
建設途中の建物を引き継いだ札幌の男性が住民説明会を開き、建設への理解を求めました。
しかし、住民からは根強い反対の意見が聞かれました。
(参加者)「誰も賛成しないです。誰もね、あなたたちが引き継いだからって羊蹄山に開発はしてもらいたくないの」
9月3日、倶知安町で地元住民ら100人が集まり説明会が開かれました。
話題は羊蹄山のふもと、巽地区のおよそ2万9千平方メートルの敷地について。
2025年、大きな問題が起きた場所です。
(藤得記者)「この先が工事現場です。現在はシャッターが閉じられ、聞こえてくるのは虫の音だけです」
2025年6月、開発事業者が無許可で森林およそ3.9ヘクタールを伐採し、住宅2棟の建設工事を進めていたことが発覚しました。
森林法や都市計画法など法令違反はあわせて9つにのぼり、工事はストップ。
当時の事業者は2025年10月に建設計画を断念したということです。
工事は現在も止まったままですが、札幌で警備事業を営む男性が開発事業を引き継ぎ、別荘を建てたいと主張しています。
(新たな事業者)「(倶知安町が)すごい素敵な町だなって。あそこの土地、いわくつきと言われるかもしれませんが、あの土地で家を持って生活して、倶知安町に根付いてビジネスをしていきたい」
新たな計画では建設途中の住宅2棟のうち1棟を別荘として完成させ、もう1棟は取り壊すことになっています。
男性側は荒れた土地が放置されるよりは、法令を守って開発を続ける方が“町にとってもメリットがある”と訴えますが…
(参加者)「それはあなた側の勝手な思惑だよ!“町のため”なんてことばを使うな」
(参加者)「もともと違法なんだから元の林にしてくれと。それから他のものが始まるんだったらそれは別だけど。また建築が引き継がれるところにみんな一番疑問を持っているのではないか」
(参加者)「言っていることはわかった。(説明を)聞くことができて良かった」
(新たな事業者)「羊蹄山はもちろんシンボルなのも理解しています。その景観を守りつつ、私たちが正しい形で工事を引き継いでいければなと」
再び持ち上がった巽地区の開発計画。
男性側は道や倶知安町と協議を続け、開発の認可取得を目指したいとしています。
