【初弁論】市側は争う姿勢 旭川いじめ問題 亡くなった女子中学生の母親が損害賠償求める裁判
北海道旭川市のいじめ問題で、亡くなった女子中学生の母親が市に対しおよそ1億1500万円の損害賠償を求める裁判が始まりました。
6月6日の初弁論で、被告側の旭川市は争う姿勢を示しました。
訴えを起こしたのは、2021年に旭川市の公園で凍死した状態で見つかった、当時中学2年生の廣瀬爽彩さんの母親です。
母親側は廣瀬さんへのいじめがあったにもかかわらず、旭川市が適切な対応をしなかったのは安全配慮義務違反にあたるとして、市に約1億1500万円の損害賠償を求めています。
旭川地裁では6日、初弁論が開かれました。
市側は争う姿勢を見せましたが、STVの取材には応じていません。
いじめ問題をめぐっては、市教委の第三者委員会が最終報告書で廣瀬さんへのいじめを認定しましたが、自殺との因果関係は「不明」と結論付けたことに遺族側が反発。
その後、新たに立ち上げられた再調査委員会は2024年6月、廣瀬さんへのいじめと自殺の因果関係を認定していました。
06/06(金) 18:16