海や川で遊ぶSUP事故多発 風に流され帰還不能も… 救助待つときは「仰向けの姿勢」を保つ
皆さんはSUPをご存じでしょうか。
夏のマリンレジャーとして近年、人気となっている立ち漕ぎボードです。
初心者でも気軽に楽しめる一方で事故も増えています。
SUPに潜む危険とは。
本格的な夏を迎え、余市町の白岩海岸はSUPのガイドツアーで賑わっていました。
(ガイド)「上手です。すごくばっちりです」
SUPとは水面に浮かぶボードの上に立ち、パドルで漕ぎながら水面を進む、ハワイ発祥のウォータースポーツです。
ツアーでは安定感のあるボードを使用するため、中にはイヌを乗せてパドルを漕ぐ人も…
初心者でも気軽に楽しめる、北海道内でも人気のアクティビティです。
(参加者)「スポーツ音痴なんですけれども、これならできるかなと思ってやってみたらできました」
(参加者)「すごく楽しかったです。最初の説明がすごく上手だったから問題なくできました。いい経験ができました」
SUPは海をはじめ川や湖で、ゴールデンウイークごろから10月いっぱいくらいまで楽しめるといいます。
その魅力とは…
(ローカルサップ北海道 三木詠吉代表)「漕いでも楽しいし泳いでも楽しいですし、いろんな遊び方があるというのがSUPボードの魅力かなと思っております」
気軽に楽しめる一方で、思わぬ危険も潜んでいます。
2026年5月、千歳市の支笏湖ではSUPの転覆をきっかけにカヤックに乗って救助に向かった男性が流され、一時行方不明となりました。
海上保安庁によりますと2025年、道内で発生したマリンレジャーの事故者数は40人。
このうち10人がSUP中の事故だということです。
風の影響で流され、帰還不能となるケースが多いといいます。
小樽ではSUPによる事故防止を図る目的で海上保安庁による安全指導研修が開かれ、記者も体験しました。
ボードの上でバランスをとるのが難しく、パドルを漕ぎますが風の影響でなかなか思うようには進めないようです。
(大森記者)「風がある日はなかなか行きたい方向に行けない、難しかったと思います」
もちろん、SUPに乗る際にはライフジャケットの着用が必須です。
(大森記者)「事故を防ぐためにライフジャケットを必ず着用し、このように体に密着させる形で着ることが重要だといいます」
海に落ち救助を待つ際には、体温を下げないために腕を前に組み、仰向けの姿勢を保つとよいということです。
(第一管区海上保安本部交通部 佐藤学安全対策課長)「風速5メートル以上または波が0.5メートル以上になると戻って来られないという状況がありますので、それが1つの目安にはなると思いますが、経験値とかその海域の状況を見て判断していただければなと思います」
SUPの事故を防ぐためには、初心者はガイドツアーや講習会で基礎知識を身につけ、決して無理をしないことが大切です。
