平均約23パーセント値上げへ「市民の実態踏まえて…」下水道料金引き上げめぐり聴聞会 札幌市
開会中の札幌市議会に提出されている下水道料金引き上げの条例改正案について12月8日、有識者らによる聴聞会が開かれました。
(北海道大学大学院工学研究院 佐藤久教授)「ライフライン(下水道)の維持に必要な財源を将来の借金に頼らずに現在の受益者が負担する、現在ここで改定に踏み切るべき」
札幌市議会では8日、下水道料金引き上げの条例改正案の審議にあたり、北大の学者などあわせて4人の参考人による聴聞会が開かれました。
市では下水道の維持管理などの経費の上昇や人口減少に伴う収益の低下などを背景に、下水道料金を平均でおよそ23パーセント引き上げる方向で調整しています。
聴聞会ではこんな意見もー
(北海道生活と健康を守る会連合会 沢野天副会長)「値上げ提案は多くの市民の命と健康、中小企業の経営を脅かすことになる。札幌市民の実態に踏まえて下水道料金を値上げしないでください」
10日の市議会で条例改正案が可決されれば、2026年10月から適用されることになります。
12/08(月) 17:36