雨降るなか続く復旧作業 原因は“詰まった排水管” 運転再開は4月26日を目指す JR宗谷線
北海道中川町でJR宗谷線の普通列車が脱線した事故で、脱線の原因となった盛土の崩壊は、埋設された排水管の詰まりによって発生した可能性が高いことがわかりました。
降りしきる雨のなか、中川町のJR宗谷線で続く線路の復旧作業。
事故から8日、脱線した車両は大きなクレーンを使って線路に載せられ、17日以降に移動させられる見通しです。
(JR北海道 綿貫泰之社長)「ご利用のお客さまはじめ関係の皆様にご心配とご不便をおかけしていることを改めてお詫び申し上げます」
4月8日、天塩中川と問寒別の間で発生した普通列車の脱線事故。
その後の調査で、付近の盛土は2か所で崩れていて、長さは合わせて90メートルに及ぶことが分かりました。
JR北海道は、雪解け水などを川に流すために埋設された排水管の1つが、木や石などで詰まっていたのを確認。
盛土の崩壊は、雪解け水が排水できなくなり、大量に滞留したために発生した可能性が高いと推定しています。
宗谷線は運転見合わせが続いていて、旭川と稚内の間で代行バスが1日2往復運行されています。
(利用客)「時間的に5時間半くらいかかるみたいなので、旅行もその時間に合わせていくので大変ですね」
JR北海道は盛土内に水抜きパイプを設置するなど対策を進めていて、運転再開は4月26日を目指しています。
04/16(水) 18:38