約131ヘクタールで被害 テンサイや秋まき小麦も浸水 収穫できず「生産者として死活問題」浦幌町
(武田記者)「浦幌町の畑です。無数のジャガイモが水に流されてしまいました。すべて泥をかぶって白くなり、出荷できないということです」
十勝の浦幌町です。
畑には9月21日の豪雨で泥などをかぶったジャガイモが残っていました。
およそ60トンが収穫できなかったということです。
北海道内では21日未明に初めて「線状降水帯」が発生。
釧路や十勝地方などで住宅街で冠水などの被害が相次いで確認されていましたが、農作物の被害も明らかになってきました。
JAうらほろによりますと、被害が生じている畑は24日午後2時時点でおよそ131ヘクタールで、ジャガイモに加え、テンサイや秋まき小麦なども浸水したり流されたりして収穫などができなくなっています。
(JAうらほろ 佐藤泰彦専務理事)「1年かけてとった収穫物が一瞬でこんな風になってしまって、生産者にとっては死活問題です。全戸に被害状況を集計した数字をあしたの昼でまとめようとしている」
町も農作物の状況を確認中で、今後被害の規模は拡大する可能性があるということです。
09/25(木) 05:33