外国人観光客ら続々と… “知床五湖”地上遊歩道が再開「怖さもあるが…」先週クマ襲撃うけ閉鎖
北海道・知床の羅臼岳で先週、男性がクマに襲われ死亡した事故を受け、閉鎖されていた散策路が8月18日朝から開放されました。
待ちわびていた観光客が訪れています。
(山本記者)「きょうから開放となった地上遊歩道に多くの人が続々と入っていきます」
知床五湖に向かうためのフィールドハウスです。
大自然の魅力を満喫しようと、おもに外国人観光客が集まっていました。
地上遊歩道は先週、知床の羅臼岳で東京都の会社員・曽田圭亮さんがクマに襲われ死亡した事故を受け、閉鎖していました。
(スペインの観光客)「安心もしているし、怖さもあるけど、同時にワクワクもしています。ここは本当に美しい公園ですし、初めて来たので、きっと楽しめると思います」
釧路自然環境事務所は、18日朝も関係者で巡視を行い、クマの姿や痕跡を確認できなかったことから閉鎖解除を決めたとしています。
【クマへの対応】
知床はクマの生息地です。
知床財団ではSNSなどを通じて、クマへの対応について注意喚起しています。
まずは、ごみを捨てずに持ち帰る。
知床でもポイ捨てなどマナー違反はクマを餌付けする要因となります。
当然のことながらエサを与えない。さらには近づかない。
そして、クマと遭遇してしまった際、ひと昔前は「荷物を置いて逃げる」ことが推奨されていましたが、クマが人と食べ物を関連づけて学習してしまうため、荷物を持ってゆっくりと立ち去ってください。
知床財団では、クマの生息地ではクマとの距離を保ちながら、餌付けにつながるような行動は絶対に避けるよう呼びかけています。
08/18(月) 11:59