「ミヤモトが還付金を持っていきます」区役所職員を装い80代女性からカードをだまし取る 札幌
札幌・厚別警察署は2025年4月30日、預貯金詐欺事件が発生したと発表しました。
被害にあったのは、札幌市厚別区に1人で住む80代の女性です。
警察によりますと、4月30日午前10時ごろ、女性の自宅の固定電話に区役所職員のサトウを名乗る男から「2万4860円の還付金があります。これから職員のミヤモトという者が還付金を持っていきます」などと電話がありました。
その後、区役所の職員を装った40代ぐらいの男が1人で女性の自宅を訪れ、「手続きをするのにキャッシュカードを確認させてください」などと言い、この話を信じた女性は男にキャッシュカード1枚を手渡し、だまし取られたということです。
女性はその後、男が自宅に戻ってこないことに不安を感じ、近くの金融機関に相談したところ、キャッシュカードの口座から現金100万円が引き出されていたことが分かり、詐欺被害が発覚しました。
警察によりますと、女性の自宅を訪れた40代ぐらいの男の特徴は以下の通りです。
・身長165センチぐらい
・黒または紺のスーツに黒のリュックサック
・黒の短髪でメガネやマスクはなし
警察は「区役所の職員が自宅を訪問し、キャッシュカードを預かるという話は特殊詐欺」と注意を呼びかけていて、詐欺が疑われる電話が来たら警察相談専用電話「#9110」を利用してほしいとしています。
05/01(木) 05:32