国の補助金を不正受給 水産加工会社の元工場長が主導か 監督する町職員は書類偽造 北海道森町
北海道森町の水産加工会社が、食品などの製造設備に対する国の補助金1044万円の一部を不正受給していたことがわかりました。
会社を指導・監督する立場の町の担当職員もこれを怠り、虚偽の申請書類を作成していたということです。
森町によりますと、森町砂原の水産加工会社「ワイエスフーズ」は、補助金の申請前に購入したホタテの選別機など4機のうち3機の購入時期を改ざんし、2020年度の国の補助金を不正に受けていたということです。
森町は購入時に必要な一般競争入札を行うよう指導・監督する立場にありましたが、担当職員がこれを怠り、自身のミスを隠すため、入札を行ったと装う申請書類を作成していたということです。
2025年4月、会計検査院の現地調査で不正受給が判明しました。
「ワイエスフーズ」はすでに退職した工場長が主導して1044万円の補助金の大半を不正受給していたとみられ、補助金を返還する意向を示しているということです。
これに対し森町は「厳正に対応していく」としています。
08/06(水) 11:23