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印鑑の保管場所を盗み見る 給食費など約300万円着服 ボートレースの借金返済に…中学校の事務職員 旭川市

北海道・旭川市教育委員会は2025年5月1日、同市立中学校の20代の男性事務職員が、給食費など約287万円を着服していたと発表しました。

男性職員は全額を返済していて、刑事告訴は見送るということです。

旭川市教育委員会によりますと、男性職員は2024年6月から2025年3月にかけて、保護者から集めた学校の給食費やPTA会費などを計17回にわたり銀行口座から出金。

さらに現金で徴収した部活動の遠征費など、合わせて286万9659円を着服していました。

市教委によりますと、2025年3月14日に別の職員が口座に預金がないことに気付き学校の管理職に相談。

管理職が男性職員に事情を聞こうとしましたが電話がつながらなかったため、男性職員の家族に連絡したところ、2日後に本人が着服したことを認めたということです。

市教委によりますと当時、通帳は男性職員が管理していましたが、印鑑は悪用されないように別の場所に保管されていました。

しかし男性職員が印鑑の保管場所を盗み見て知っていたため、着服されたということです。

男性職員は、2023年ごろからボートレースで借金があり、着服した金はボートレースの費用に充てたと説明しています。

市教委は、全額返済されていることから、刑事告訴は見送るということです。

市教委は男性職員の任命権者である道教委に対して、男性職員の懲戒処分を求めるとともに、再発防止に努めるとしています。

05/01(木) 15:14

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