ざわつく法廷…主犯格とされる男が証言拒否 裁判が約10分間中断 江別市大学生集団暴行死
予想外の受け答えに、法廷はどよめきました。
男子大学生が集団暴行をうけ死亡した事件の裁判で、主犯格とされる男が証人として出廷しましたが、自身の裁判を控えているとして証言を拒否し、数分で退廷しました。
5月26日午前11時半ごろ、坊主頭で黒いスーツに身を包み、法廷に姿を現したのは、事件当時18歳の特定少年・川口侑斗被告です。
(川口侑斗被告)「宣誓はしません」
川口被告は主犯格とされていて、証人として出廷しましたが証言を拒否。
わずか数分で退廷し、法廷内はどよめきました。
起訴状などによりますと、川口被告は2024年10月、江別市の公園で、大学生の長谷知哉さんと交際していた八木原亜麻被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしたとされています。
(長谷知哉さん)「申し訳ないです。すみません」
(川口侑斗被告)「どうしたらいいの、この服は。血ついたじゃん。全額出せ」
服に血が付いたとして川口被告が弁償を求めたことから、暴行はエスカレート。
川口被告は積極的に殴る・蹴るなどしていました。
26日に開かれたのは、強盗致死などの罪に問われている川村葉音被告21歳と当時18歳で特定少年の滝沢海裕被告、少年のあわせて3人の裁判員裁判です。
主犯格とされる川口被告は検察の証人として出廷しましたがー
(裁判長)「名前は?」
(川口侑斗被告)「川口侑斗です」
(裁判長)「宣誓書を読んでください」
(川口侑斗被告)「宣誓はしません。もう少しで自分の裁判があるからです。その時に証言します。ただ、やってしまったことは本当に申し訳ありませんでした」
(裁判長)「場合によっては処罰もありますが、それでも宣誓しないということですか?」
(川口侑斗被告)「宣誓しません」
裁判長が証言で偽りを述べない旨を誓う“宣誓”を求めましたが、川口被告はこれを拒否。
わずか数分で法廷を後にしました。
突然の発言に法廷はざわつき、およそ10分間、裁判が中断されました。
3人が起訴内容を認めている今回の裁判。
量刑が最大の争点となっています。
検察側は「金品を要求してからの暴行は圧倒的で執拗なものである」と指摘。
一方、弁護側は「川口被告に同調しただけで、積極的に加害する意識がない」と主張しました。
26日の裁判で何も語ることが無かった、主犯格とされる川口被告。
27日の裁判では川村被告と滝沢被告の被告人質問が行われる予定です。
当時の状況などについて何を語るのか注目されます。