いよいよ備蓄米が流通! よりおいしく食べるために…米びつや炊飯器に注目集まる 北海道
道内でも政府備蓄米が消費者の元に届き始めました。
これまで食べていたコメとは違うコメですがよりおいしく食べるにはどうしたらよいのでしょうか。
(阿部記者)「こちらのコメ小売業者では備蓄米の販売が3日目となりました。きょうも多くの人が買い求めにやってきています」
午前11時ごろ、札幌市東区のコメの小売り業者「松原米穀」で、2022年産の備蓄米の販売が行われました。
松原米穀では、おとといから備蓄米の販売をはじめ、11日で3日目です。
250袋が用意されましたが、午前8時ごろから配られた整理券は、40分ほどで上限に達したといいます。
(購入客は 70代)「6時ぐらいに家出て、いまやっと手に入りましたよかったです。洗って研ぐときだけ気を付けた方がいいかなって。あんまり強くやらないでサッとやって」
(購入客は 60代)「水を多めに入れるとかいろいろ試してみて1番いい方法を探してみようと思います」
みなさん備蓄米をどのようにおいしく食べたらいいのか、思いをめぐらせている様子です。
備蓄米の流通が本格化する中、こんな動きもありました。
(山岡記者)「備蓄米の販売に合わせてこちらの店舗では、目立つ場所に米びつコーナーが新たにできました」
こちらの店では、コメの品質を保つ商品が人気となっていて、前の年と比べ1割ほど売り上げが上がったということです。
特に人気なのが、冷蔵庫にしまえる米びつです。
コメを冷蔵庫で保管すると、鮮度や風味を保ちながら、虫の発生も防ぐことができるといいます。
また、市内の家電量販店では、最新の炊飯器が売れていました。
(ヨドバシカメラマルチメディア札幌 白取拓夢さん)「こちらがおすすめの炊飯器になります。真空の力でコメの吸水性を上げることによって、備蓄米の水分不足と言われている部分をよりケアしやすい炊飯器です」
人気の機能は、圧力をかけることでコメのうま味などを増やすものです。
こちらの商品は、釜の中を真空にできるといいます。
釜の内の空気を抜くことでコメに素早く吸水させることができ、真空状態で加熱することで芯までしっかりと熱が伝わり、ふっくら炊き上げることができるそうです。
(ヨドバシカメラマルチメディア札幌 白取拓夢さん)「より少しでもおいしくコメを食べたいというみなさん言っている。ひと手間加えることで水分量が少ないってところは抑えられる」
そしてきょうは新たなコメの話題もー
イオン北海道は12日から順次アメリカ・カリフォルニア産のカルローズ米「かろやか」の販売を始めると発表しました。
販売価格は4キロ 2678円で、道内の「イオン」や「マックスバリュ」など、あわせて183店舗で取り扱うということです。
カルローズ米は国産米とは異なる味わいで、リゾットやピラフに適していて、輸入米に備蓄米と新たな食の選択肢が広がりそうです。