人気のザンギ定食も値上げ…鶏肉価格の高止まりが影響 スーパーは「大容量パック」で工夫も 北海道
比較的価格が安く重宝されていた鶏肉の価格が高止まりしています。
背景には世界的な需要の高まりやエサ代などの高騰があり、消費者も店側も工夫をこらしていました。
大粒の鶏もも肉を温度の違う油で三度揚げる、道民のソウルフード「ザンギ」。
札幌市中央区にある中華料理店の看板メニューです。
この店では1日に7000から8000個ものザンギを揚げていますが、鶏肉の価格高騰や高止まりをうけ、7月13日からザンギ1個の価格を5円値上げし、290円にしました。
3月に続き、2026年に入ってから2回目の値上げです。
(長南記者)「ジューシーです。ボリューム満点の定番のこちらの定食、先週から値上がりしました」
人気のA定食は、これまで7個だったザンギを5個に減らすなど工夫をしながら提供してきましたが、それでも10円上げざるを得なかったといいます。
(中華料理布袋本店 相馬歩店長)「肉質を変えるわけにもいかないし、調味料を変えておいしさを失うわけにもいかないというところで、段階的にお客さまにぎりぎりまで負担をかけないように値上げさせていただきました」
農林水産省が公表した6月の鶏もも肉の店頭平均価格は、100グラムあたり155円と過去最高値を更新しました。
世界的な需要の高まりやエサ代などの高騰が理由です。
札幌市北区のスーパーです。
店頭に並んでいる鶏もも肉の価格を見てみると、100グラムあたり127円で販売されていました。
2年前と比べて100グラムあたり20円から30円ほどの値上がりだといいます。
価格が安いささみやレバー、手羽元などの需要も高まったことから、鶏肉全体の価格が上がっているということです。
トレーの価格も上がっているため、店では大容量パックを用意するなど、工夫しながら販売しているといいます。
(マルコストアー 山川悟史社長)「容器代と販売単価を上げることによって利益率を下げて、少しでも安く提供させていただく努力をしています」
消費者にとって“最後のとりで”だった鶏肉の価格高騰や高止まりをうけ、食卓にも変化があるようです。
(マチの人)「値段がちょっと高めだなと思って迷っていました。安いところで大きなものを買って小分けにして冷凍したりはしています」
(マチの人)「なるべく他のもので量を増やす。例えば豆腐を使って量を増やすとか」
高止まりの状態が続いている鶏肉。
消費者や店側の工夫はもうしばらく続きそうです。
