「11月にドカ雪って…滅多にない」札幌でも局地的な大雪…積雪36センチ あす朝にかけて注意
北海道内は、上空に強い寒気が居座っている影響で、日本海側を中心に局地的に雪の降り方が強まり、札幌でも大雪となったところもありました。
19日朝にかけ、さらに積雪が増える恐れがあり、交通障害などに注意が必要です。
(急式アナウンサー)「北区あいの里にきています。住宅街の歩道は、やっと1人が通れるほどの幅しかありません。そして車道との間には大きな雪山ができていまして、大人の腰ほどまであります。あっという間に雪景色となってしまいました」
午後3時現在、積雪が36センチに達した、札幌市北区のあいの里です。
子どもたちは、歩道の雪をかき分けながら下校し、大人たちは家の雪かきに追われていました。
(住民)「滅多にないですよね。こんな11月にドカ雪降るって」
(住民)「重くて全然運べなくて、いつもより時間がかかっている」
上空に居座る強い寒気の影響で、日本海側を中心に大雪となった道内。
(林記者)「層雲峡に来ています。除雪をしたあとだと思うが、一歩足を踏み入れると膝のあたりまで埋まってしまいます」
午後3時までの24時間に、夕張で56センチ、美深で32センチ、上川町の層雲峡では18センチの雪が降りました。
空知の栗山町でも、18日朝にかけてまとまった雪が降り、住民からはため息混じりの声が聞かれました。
(町民)「ちょっと湿っているので、結構重みがありますね。こればかりは北海道に住んでいるので仕方ない」
(北本アナウンサー)「午後1時の江別です。雪が強まり、見通しがかなり悪くなっています。あ、あれは事故でしょうか。警察車両が止まっていて、誘導しているのがわかります。車が横転しています。横倒しになっています」
取材中、横殴りの雪に見舞われ、車からの視界が悪化する場面もありました。
道警によりますと、今シーズン、スリップによる事故は、16日までに7件発生しているということです。
交通機関にも、降雪による影響が出ています。
JRはこれまでに、函館線の札幌―旭川間や、学園都市線で合わせて21本が運休していて、遅れも発生しています。
日本海側では、19日朝にかけてさらに積雪が増える恐れがあるため、交通障害などに注意が必要です。