道内議員は支持割れる「総裁選」あす新リーダー決定 各陣営による議員票の奪い合いが激化
5人が立候補した自民党総裁選は10月4日投開票です。
各陣営による議員票の奪い合いが激しさを増すなか、北海道内関連の議員は支持が割れているようです。
(青柳記者)「国会議員票がカギを握る総裁選。北海道を地盤とする議員はどの候補を支持するのでしょうか」
4日の自民党総裁選には、小林鷹之元経済安保担当相・茂木敏充前幹事長・林芳正官房長官・高市早苗前経済安保担当相・小泉進次郎農水相の5人が立候補。
これまでの調査では小泉氏と高市氏が激しく競り合い、林氏がそのあとを追う展開となっています。
高市氏を支持する意向を固めたのは高橋はるみ議員です。
(高橋はるみ参院議員)「強い日本づくりを財政投入も積極的にやりながら実現すると。ぜひ希望を託す候補として、今回唯一の女性候補である高市早苗さんを応援しようという思い」
中村裕之議員も前回に続き、高市氏の支持を表明しています。
(中村裕之衆院議員)「経済成長重視、保守の政治家であるということ。日本を世界でまた尊敬される国に、なくてはならない国になる、そのことによって安全保障も担保されると思うので、ぜひ勝利していきたい」
一方、向山淳議員は「コバホーク」こと小林氏を支持する意向です。
(向山淳衆院議員)「世代交代は非常に重要だと思っています。若い世代をきっちり適材適所で前に出していくとうたっている小林さんの組織運営に対する期待」
総裁選は「国会議員票」と全国の党員・党友による「党員票」、あわせて590票で争われます。
いずれの候補も1回目の投票で過半数を得ることはできないとみられ、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっています。
鈴木宗男議員は茂木氏を支持する意向ですが、決選投票になれば小泉氏を支持するといいます。
(鈴木宗男参院議員)「安定感や自民党をまとめるとすれば茂木さんや林さんです。小泉さんを軸にして脇を茂木さんや林さんで固める」
4日に迫る自民党総裁選。
党本部で行われる投開票を前に、札幌市内では朝から党員投票の開票作業が予定されています。
北海道内関連の自民党議員がどの候補を支持するのか取材しました。
・小林氏支持は2人(武部議員、向山議員)
・茂木氏支持は3人(東議員、鈴木宗男議員、鈴木貴子議員)
・高市氏支持は2人(中村議員、高橋議員)
・小泉氏支持は2人(伊東地方創生担当相、長谷川議員)
岩本議員、船橋議員、東野議員は検討中、橋本議員は無回答でした。
総裁選を受けて、新しい首相を選出する臨時国会は10月15日にも召集される見通しです。