【入社式】相次ぐ初任給の引き上げ 新入社員が社会人の第一歩踏み出す 動物園で新人研修も

4月1日から新年度が始まりました。
北海道内の各企業では入社式が開かれ、新入社員が社会人の第一歩を踏み出していました。
企業側も初任給の引き上げを行うなど、人材確保に向けた動きが広がっています。
(新入社員)「すごいあったかいです」
動物たちを見て回るのは、今年度新たに星野リゾートに入社した新入社員たちです。
1日は、地域との密着を感じてほしいと旭山動物園で新人研修が行われました。
(新入社員)「ホテルでの研修よりも外に出てみてということだったので、緊張も和らいだかなと思います」
(新入社員)「お客様の一生の思い出に関われるような仕事につきたかったので、待遇より自分がやりたいことを優先しました」
新年度が始まった1日、道内各地では入社式が開かれ、多くの若者が新社会人として新たなスタートを切りました。
(新規採用職員)「北海道のために同期一同がんばるぞー!おー!」
道庁でも1日に682人の新規採用職員が入庁しました。
(鈴木知事)「北海道こそ日本をけん引し世界に貢献する、その仕事を自分が担っているんだという誇り、やりがいをもって働いていただけたら大変うれしい」
入庁式では今年度から公費負担となった名刺が鈴木知事から手渡されました。
(記者)「初めて名刺を手にしてどうですか?」
(新規採用職員 玉利佳奈子さん)「社会人としての実感がわいて、気が引き締まりました」
道庁では2024年秋から初任給が大卒で2万3800円、高卒で2万1400円引き上げられています。
(新規採用職員 玉利佳奈子さん)「(初任給は)家族でおいしいご飯を食べに行きたいなと思います。お寿司とかですかね」
北海道電力では1日、グループ会社とあわせて207人が入社しました。
(北海道電力 新入社員 石川真央さん)「ひとつひとつの仕事に真摯に向き合うとともに、未来の暮らしに繋がる新たな価値を創出できるように努力していく」
ほくでんでも初任給が前年より1万5000円高い24万円に改定されました。
(新入社員)「鉄道はチームワーク、進んで協力し合います!」
安全対策の取り組みが課題となっているJR北海道では、新入社員たち235人が「行動指針」を読み上げました。
綿貫社長は新入社員に向け、北海道新幹線札幌開業を担うのは自分たちだという自覚を持ってほしいと期待のメッセージを送りました。
(新入社員)「開業を迎えるにあたっては、私たちが中心となって活躍できるようにこれからの仕事を全力で取り組みたい」
期待と不安を胸にスタートを切った新入社員。
これからの活躍が期待されます。
【訂正文】
ニュース配信で、北海道電力の大卒初任給を22万5千円とお伝えしましたが、正しくは24万円でした。お詫びと訂正をいたします。