排水管の詰まりが原因か 盛土崩壊で普通列車が脱線 木や石で雪解け水が大量に滞留 JR宗谷線
北海道中川町でJR宗谷線の普通列車が脱線した事故で、脱線の原因とみられる盛土の崩壊は、埋設された排水管の詰まりによって発生した可能性が高いことがわかりました。
4月8日、JR宗谷線の天塩中川と問寒別の間で普通列車が脱線した事故では、線路付近の盛土が長さ46メートルにわたって崩れているのが見つかり、現在、復旧作業が続いています。
JR北海道によりますと、事故後の調査で、雪解け水などを川に流すために埋設された排水管の1つが木や石などで詰まっていたのを確認していて、盛土の崩壊は、雪解け水が排水できなくなり、大量に滞留したことが原因で発生した可能性が高いということです。
宗谷線は音威子府と稚内の間で運転見合わせが続いていて、JR北海道は運転再開は早くても4月26日以降になるとの見通しを示しています。
04/16(水) 11:23