安全管理上の事故4件…「安全監査室」新設など報告書に盛り込む 不祥事相次ぐJR北海道
安全管理上の不祥事が相次ぐJR北海道に対して出されている「改善指示」について、綿貫泰之社長は、具体的な措置をまとめた報告書を北海道運輸局長に手渡しました。
報告書には、対策の実施状況をチェックする「安全監査室」新設のほか、車両や作業員へのカメラ装着など、ハード対策の推進が盛り込まれました。
JR北海道では2024年から、保線作業員による虚偽の報告など安全管理上の不祥事が相次ぎ、北海道運輸局から2025年3月に改善指示を受けていました。
(JR北海道 綿貫泰之社長)「安全は経営の根幹であるという認識のもと、愚直に安全性の向上に努めてまいります」
また、6月に入っても、列車が線路上に置き忘れた作業用の器具などに接触するなど、安全管理上の事故がすでに4件起きていて、JR北海道は「同様の事象を発生させたことを重く受け止める」とコメントしています。
06/30(月) 12:05