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倶知安町の森林伐採開発 3つの法令に違反と判明 事業者は植林して復旧工事へ 北海道

北海道倶知安町で、許可なしに森林が大規模に伐採され建物が建設されていた問題で、事業者は森林法のほか、建築基準法にも違反していたことがわかりました。

羊蹄山のふもと、倶知安町の巽地区では、札幌の事業者がおよそ3.9ヘクタールの森林を伐採し、住宅2棟の建設を進めています。

この開発をめぐっては、事業者が1ヘクタールを超える場合に必要な森林法に基づく林地開発許可をとっていなかったことがわかっています。

さらに道によりますと、事業者は建築基準法に基づく建物の確認申請をせずに工事をしていたほか、事前に倶知安町へ届け出が必要な森林の伐採届が提出されていなかったということです。

道は6月4日に現地調査を行い、開発の中止や建物の工事を停止するよう行政指導しました。

(鈴木知事)「悪質性があると思いますし、手続きがなされていないことに遺憾に思っている。無秩序に開発が行われないように、森林の伐採や土地開発にかかわるルールがあるわけですので、そこを徹底していく」

道は2023年8月に森林の伐採を確認した倶知安町から報告を受けていて、その後、事実関係を調査していました。

事業者は6月9日、復旧工事計画書を道に提出し、伐採された2.7ヘクタールの植林を進めています。

06/13(金) 18:33

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