安倍元総理の国葬に鈴木知事らが公費で参列したのは違法だとして、およそ40万円の返還を求めた裁判で、札幌地裁はきのう（２０２５年５月１５日）、原告の訴えを退けました。

訴状によりますと、原告の弁護士らは2022年に行われた安倍元総理の国葬は法的根拠がなく鈴木知事と当時の道議会議長が公費で参列したのは違法だとして、 鈴木知事におよそ44万円の返還を求めていました。

きのう（１５日）の判決で、札幌地裁は「知事の国葬への参列は国との信頼関係の維持増進を図ることが目的とみることができ社会通念上、儀礼の範囲にとどまるもの」などとして原告の訴えをいずれも棄却しました。

鈴木知事はきのう（１５日）の定例会見で「札幌地裁において当方の主張が認められたと承知しています」と話しました。