「中止には応じられない」メガソーラー建設工事 希少生物への影響危惧も…事業者が釧路市に回答

北海道・釧路湿原周辺で大阪市の事業者が進めている大規模太陽光発電所をめぐり、釧路市議会の一部の有志は工事の中止を要請していましたが、事業者からは「中止には応じられない」と回答があったことが分かりました。
(武田記者)「釧路市北斗のメガソーラーの建設現場、重機は動いていませんが、作業員でしょうか、何やら動いているのが確認できます」
釧路湿原周辺の釧路市北斗では、大阪市の事業者がおよそ6600枚のソーラーパネルを設置する工事を進めています。
関係者によりますと、国の特別天然記念物であるタンチョウなどへの影響を危惧し、釧路市議会の一部の有志は8月15日付けで、工事の中止を要請していました。
事業者からは8月20日付けで、「中止には応じられない」と回答があったということです。
この問題をめぐっては、文化庁が「事業者に影響確認を求めることが適当だ」との見解を示しています。
市はそれを受け、タンチョウなどへの影響調査を求める文書を事業者に提出しました。
文書は28日にも届き、事業者は内容を確認して回答すると話しているということです。
08/28(木) 11:16