1匹8万8880円のサンマ「6匹買います」不漁で初水揚げは低調 初競りは過去最高値 釧路市
北海道釧路市で今シーズン初めてのサンマの水揚げがありました。
釧路の初競りでは過去最高値で落札され、店頭では1匹およそ9万円という驚きの価格で販売されました。
7月9日、釧路町の鮮魚店に届いたのは、道東沖で水揚げされたばかりの初物のサンマです。
(武田記者)「出ました、8万8880円。去年の5万円より、さらに高くなりました」
さっそく店頭に並びましたが、価格はなんと!1匹8万8880円でした。
それもそのはず…
サンマ漁は近年、不漁が続いていて、道東沖の小型船による流し網漁は2025年、3年ぶりに再開されました。
9日朝、釧路港で初水揚げされたのはおよそ103キロ。
2025年より80キロ近くも減っていました。
(漁師)「型はいいけれどもサンマがいない」
水揚げは少ないものの、サンマは大きいもので160グラム台と型がよいものが多く見られました。
釧路では834匹が初競りにかけられ、釧路町の鮮魚店が過去最高値となる1キロ44万円で落札しました。
この鮮魚店は2025年も初物を競り落としていました。
(マルサ笹谷商店 笹谷剛社長)「質も良くて鮮度も良かったので、型がよくてこれはもう高値でもいいなと思っていました。鮮度は最高なので刺し身で食べてほしいですね」
1匹8万8880円のサンマ。
どんな人が買っていくのでしょうか。
(購入した人)「いくらになるの?これで」
(マルサ笹谷商店 笹谷剛社長)「1匹8万8880円なので」
(購入した人)「何匹入っているの?」
(マルサ笹谷商店 笹谷剛社長)「6匹」
(購入した人)「買います」
(マルサ笹谷商店 笹谷剛社長)「ありがとうございます」
(購入した人)「ちょうど(妻が)誕生日なんですよ。誕生日のお祝いと、社員一同がんばってもらうために刺し身で夕方ちょっと食べるような感じにしています」
過去最高値となったサンマ。
専門家は今後、サンマの水揚げが増えるカギは「沖合の群れ」にあると話します。
(漁業情報サービスセンター水産情報部 渡邉一功部長)「いま水揚げされているのは、分布している本当の端っこの部分を引っ掛けているような状況です。秋にかけて量がどうなるかというのは、もっと沖合の、サンマが分布しているところにどのくらいいるかによって決まります」
8月から棒受け網漁も始まり、本格的なシーズンを迎えるサンマ漁。
手頃な価格で食卓に上がるのか、今後の水揚げ量に期待がかかっています。
