駆除されたクマ DNA判定の結果…男性襲ったクマと” 同一個体”と判明 北海道福島町
北海道福島町で(2025年7月)18日未明、駆除されたクマ1頭について、DNA鑑定の結果、今月(7月)12日に新聞配達員の男性を襲ったクマと同一個体であることが新たに分かりました。
福島町では18日、住宅街に出没したクマ1頭をハンターが駆除。
現場からおよそ1キロ離れた場所では今月(7月)12日、新聞配達中の佐藤研樹さんがクマに襲われ死亡する事故が起きていました。
その後、駆除されたクマについて、北海道立総合研究機構のDNA鑑定の結果、佐藤さんの衣服に付着したクマの体毛とDNAが一致し、同一個体であることが新たにわかりました。
(町民インタビュー)「また戻ってくるかもという不安が漠然とあったので、そこが一つ解消されたのはよかった」「一安心。だけどまだ(クマが)いるから」
(福島町 鳴海清春 町長)「少しは町民に安心を与えられると思いますけど多少違う地区でも出没が報告されているので危険があるということを想定して対応していきたい」
佐藤さんを襲ったクマは4年前に福島町で77歳の女性を襲い死亡させたクマと同一個体であることもわかっています。
道は、町に出していた「ヒグマ警報」を「注意報」に切り替えましたが、町内では生ごみの出し方や電気柵などの対策を続けていくとしています。
07/19(土) 17:08