日本初の「インフラ・ジオツーリズム」 北海道・美瑛町と上富良野町にまたがる地域で6月から開始

北海道・美瑛町と上富良野町にまたがる十勝岳の雄大な自然と防災インフラ施設を観光ガイドの案内のもと楽しむ「インフラ・ジオツアー」が2025年6月から始まります。
美瑛町観光協会などは5月26日、報道陣や関係者に向けたツアーを開きました。
「インフラ・ジオツーリズム」は防災など生活の基盤となる施設の内部を体験するなどの「インフラツーリズム」と自然景観の成り立ちなどを理解し保存・保全につなげる活動を指す「ジオツーリズム」を合わせたものです。
こうした考え方のもとで観光ツアーを開催するのは日本で初めてだということです。
美瑛・上富良野には活火山である十勝岳の噴火により生まれた雄大な景色が広がり、貴重な地形や火山がある「ジオパーク」に認定されています。
26日のツアーでは、「白金青い池」などの観光名所をめぐりながら、観光ガイドが十勝岳の噴火が地形に与えた影響や、今後の火山災害に備えた防災インフラなどを説明しました。
美瑛町・上富良野町はインフラ・ジオツアーを通じて町の魅力をもっと知ってもらうとともに、観光客により長く地域に滞在してもらうことでより「稼げる観光」を目指しています。
インフラ・ジオツアーは公式ウェブサイトから予約でき、料金は大人1人あたり1万円だということです。
05/26(月) 20:10