“事実上の政権選択選挙” 投票は「新しい政権の枠組みを作れる可能性」20日投開票の参院選
7月20日に投開票をむかえるのが参議院選挙です。
投票先をどうするか悩んでいる人も多いと思いますが、そもそも参議院選挙とはどういったものなのでしょうか?
日本における政治の中心・国会議事堂。
2つの本会議場があり、向かって左側が衆議院・右側が参議院です。
今回の選挙は参議院の選挙です。
参議院は戦前の貴族院に代わり、いまの憲法のもとで1947年に創立されました。
参議院の議員は全部で248人。
この中の148人は選挙区で選ばれて、残りの100人は比例代表で選ばれます。
改選3議席の北海道選挙区には12人が立候補しています。
任期が6年の参議院は3年に1度、選挙をして議員の半分ずつを交代します。
(山本記者)「今回の選挙で有権者は2種類の投票を行います」
1つ目は選挙区です。
原則、都道府県ごとに分かれています。
自分の住む選挙区の候補者の名前を書いて1票を投じます。
2つ目が比例代表。
全国単位の選挙で全国どこでも候補者は同じです。
投票用紙に政党・政治団体の名前か候補者の個人名、いずれか1つを書いて投票します。
実際に投票に行った際の流れを確認します。
はじめに選挙はがきを受付に提出し、選挙区の投票用紙を受け取ります。
ここでは「候補者名」を記入して投票します。
次に、比例代表の投票用紙を受け取り、「候補者名」または「政党名」を記入して投票します。
これで投票は完了です。
事実上の政権選択選挙といわれる今回の参院選。
専門家に今回の投票の意味を聞いてみました。
(北海道大学 山崎幹根教授)「新しい政権の枠組みを作れる可能性が大いにあるという点が違います。自分たちの一票によって政治を変えられるんだ、政策を実現できる可能性は大いに高まっているからその可能性を秘めているというのが大きなポイントになっている」
私たちの国の未来を選択する参議院選挙。
貴重な1票を無駄にしないためにも、7月20日の投票には行きましょう。