【集団食中毒】15人が下痢や発熱 カンピロバクター属菌と断定 蒸し牡蠣や白レバー…千歳市の居酒屋
北海道・千歳保健所は2025年10月2日、千歳市内の飲食店で集団食中毒が発生したと発表しました。
食中毒が発生したのは、千歳市幸町の飲食店「大衆居酒屋 稀真」です。
9月24日午後2時ごろ、千歳市内の医療機関から、飲食店で会食をした1団体22人のうち、6人に胃腸炎の症状があると保健所に連絡がありました。
保健所によりますと、この団体は9月19日午後7時ごろからこの店で会食していて、調査したところ、あわせて15人に下痢や発熱などの症状が出ていたということです。
このうち9人が医療機関を受診しましたが、有症者はいずれも快方に向かっています。
当時この団体が店で食べたのは、蒸し牡蠣や白レバー串、鴨肉ローストなどだったということです。
有症者の便の検査や有症者が共通して食べたものがこの店の料理しかないことなどから、保健所はこの店が提供した食事を原因とするカンピロバクター属菌による食中毒だと断定しました。
店は9月30日から営業を自粛していて、この間に消毒や衛生教育などの対策をとっていることから、保健所は食品衛生法に基づく営業停止命令は行わないとしています。
10/02(木) 16:14