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【警察官や財務省職員装った男女】80代女性がキャッシュカード3枚盗まれ240万円被害 札幌

札幌・厚別警察署は2025年5月22日、キャッシュカード詐欺事件が発生したと発表しました。

被害にあったのは札幌市厚別区に住む80代の女性です。

警察によりますと、5月22日、女性の自宅の固定電話に厚別警察署の生活安全課のヨシダを名乗る男から「詐欺の被害者リストにあなたの名前がある」「被害届を出してください」と電話があり、その後財務省のカワサキと名乗る男にかわり、「これからヤマカワというものがお宅に伺うので、キャッシュカードに切り込みを入れてもらってください」などと言われました。

その後、財務省職員を装ったヤマカワを名乗る女が女性の自宅を訪れ、キャッシュカード3枚に切り込みを入れ、それを持参した封筒に入れました。そして、「この封筒に封印をしてほしい。ハンコをとりに行ってください」と言いました。

ヤマカワを名乗る女は、女性が印鑑を取りにいっている隙に、封筒に入っているキャッシュカードを、持参したプラスチック3枚と入れ替えたということです。

盗まれたキャッシュカードの口座からは数回にわたり、現金合計240万円が引き出されています。

女性は厚別警察署の生活安全課のヨシダを名乗る男に電話で「子供に話しておきますね」と言ったところ、「子どもには私が行っておくので大丈夫です」と言われたことをキャッシュカードを渡した後に不自然に思い、警察へ相談したところ、詐欺であることが発覚しました。

警察によりますと、女性の自宅を訪れた女の特徴は以下の通りです。

・40代ぐらい・身長150センチぐらい・肥満体型・丸顔・濃い茶色のセーター・黒色系のズボン・おかっぱ

警察は「警察官や財務省などの職員をかたり、キャッシュカードを封筒に入れるように指示された場合は詐欺を疑い、警察に相談してください」と注意を呼びかけていて、詐欺が疑われる電話が来たら警察相談専用電話「#9110」を利用してほしいとしています。

05/24(土) 13:31

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