患者急増で“警報レベル” 発熱や喉の痛み「溶連菌」子ども中心に流行 春休み明け感染拡大懸念
子どもを中心に発熱や喉の痛みといった症状が出る「溶連菌感染症」が北海道で急増しています。
大人への感染も確認され注意が必要です。
札幌市清田区にある小児科クリニックです。
こちらは、のどの痛みと腹痛で病院を訪れたという5歳の女の子。
「溶連菌」の検査をしていました。
(女の子)「(検査は)こわかった、のどが痛いから(来た)」
溶連菌は幼稚園から小学生の子どもがかかりやすく、38℃以上の発熱や、のどの痛みのほか、体の発疹、舌がイチゴのように赤くぶつぶつになったりする感染症です。
札幌市保健所が出している、1つの医療機関における平均患者数をみると、3月は警報レベルとなる8人を超えていました。
いまは少し落ち着いてきてはいるものの、ここ10年で最多ペースで流行した2025年と同様に推移しています。
(すえおかこどもクリニック 末岡裕文医師)「マイナスだよ」
検査の結果、女の子は幸いに「陰性」でした。
3月、子どもが溶連菌に感染し、検査結果を聞きにきた母親です。
(母親)「熱出すたびに大体溶連菌」
(すえおかこどもクリニック 末岡裕文医師)「溶連菌だよってことが多いのね」
こちらのクリニックの3月の検査数は250件以上。
そのうち30人あまりのこどもが陽性だったといいます。
(母親)「熱も結構出ますね、39℃まで出たりするときもあります。食欲なくなっちゃうと心配ですね」
医師は学校の春休みが明けたこの時期の感染拡大を懸念しています。
(すえおかこどもクリニック 末岡裕文医師)「また集団生活が始まりましたので、春休みで一度落ち着いたものがこのあとどういうふうにいくのか。もう少ししたら今度は運動会も始まってきますから、そこまで長引かなければいいかなと思っています」
今後も注意が必要な溶連菌。
札幌市は感染拡大の明確な理由はわかっていないとし、大人も含めた引き続きの警戒を呼びかけています。
(札幌市保健所 古瀬優太感染症担当部長)「大人も子どもよりは少ないが、咽頭炎とか劇症型の感染症を起こす人もいる。必要な治療をしっかり受けてもらうことが、感染の予防にもなりますし、ご本人の治療にもなる」
溶連菌は飛沫感染が多いため咳や鼻水を飛ばさないよう、マスクの着用や、手洗い、うがいが効果的だということです。
引き続き、家庭や学校などでしっかり感染対策をすることが重要です。