「北海道の初夏って感じ」東京より暑い!73地点で夏日 熱中症対策に入浴剤⁉ 空調服の売れ行き好調
5月30日の北海道内は、上空に暖かい空気が流れ込んだ影響で、富良野で29.9℃を観測するなど、73地点で夏日を観測しています。
暑さが本格化するシーズンを前に、熱中症対策にも十分な注意が必要です。
朝から強い日差しが降り注いだ札幌。
午後3時時点での最高気温は26.9℃と夏日になり、大通公園ではソフトクリームを食べる人の姿も多く見られました。
(観光客)「いやー暑いですね。ムシムシしている」
(観光客)「北海道の初夏って感じがします」
一方、観光客でにぎわう上富良野町では29.6℃を観測しました。
30日の道内は、上空に暖かい空気が流れ込んだ影響で各地で気温が上昇しました。
そのほか富良野で29.9℃、旭川で29.2℃と、73地点で夏日を観測しました。
買物公園でも半袖で歩く人や日傘をさして歩く人が多く見られました。
暖気が北海道を中心に覆った一方で、冷気が関東を覆ったため、東京の最高気温は16.5℃と、北海道が大幅に気温を上回る珍しい天気となりました。
そんな暑さで欠かせないのが、熱中症対策です。
(向山記者)「こちらのホームセンター、入口を入ってすぐに熱中症対策のコーナーが設けられ、様々なグッズが並んでいます」
首元から熱を下げるネッククーラーや、服の上から使う冷却スプレーなどがずらりと並びます。
今や屋外の作業現場では必需品となっている空調服は、2025年からノースリーブタイプが登場し、5月で既に多く売れているといいます。
また、本格的な暑さになる前に、体を暑さに慣れさせるため、入浴剤を使って風呂に入ることも熱中症のリスクを下げる効果があるといいます。
(ジョイフルエーケー屯田店 廣地和弘さん)「入浴剤をお使いいただくと、より発汗作用が促されますので、より効果的に暑さに慣れる体を作ることができるかなと思います」
一気に気温が上昇した道内。
週末は暑さがひと段落して過ごしやすい気温になる見通しですが、行楽シーズンを前に十分な熱中症対策が必要です。