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春休みスタート!喜ぶ子どもと複雑な保護者… 春休み2日間延長で学童保育も対応追われる 札幌

札幌の市立小学校と中学校は3月26日から春休みです。

新学期に向けた教職員の準備期間を確保するため、今回から春休みが2日延長されています。

子どもたちからは喜びの声が上がる一方、保護者の思いは複雑のようです。

26日から始まった春休み。

多種多様なスポーツを体験できる札幌市内の施設では、早くも小学生などの子どもたちでにぎわいを見せていました。

子どもたちはサッカーにバレーボールなどスポーツを思う存分楽しんでいました。

(子ども)「友達とバスケとかやって楽しかった」

(子ども)「ここではいろいろなスポーツができて楽しかった」

札幌市ではこの春休みから、市立の小学校や中学校などで今回から春休みを2日延長し、26日から4月7日までの13日間としました。

市教委によりますと、教職員の新学期への準備期間を確保するためということです。

(市教委教育課程担当課 大井一雄課長)「4月当初は新しく着任する教員も含めて入念な打ち合わせを進めることが重要ですが、これまでその年の暦によっては準備期間が3日間しかないという時もあり、あわただしく準備しなきゃいけない年もあった」

ただ、子どもを持つ保護者の思いは複雑のようです。

(保護者)「少し負担は増える。3食用意しないといけないのもあるし」

(保護者)「1日でも早く学校に行ってほしいなと思う。自分の時間も確保したいので」

子どもたちを預かる学童保育も対応に追われています。

1年生から6年生まで50人以上の児童が通う東区にある学童保育です。

(記者)「春休みが長くなってうれしい人」

(子どもたち)「はーい」

学校があるときは放課後から子どもたちを預かりますが、この春休み中は2日間の延長期間も含めて午前7時から午後8時まで子どもたちを預かるといいます。

(職員)「長期休みで朝から保育になるので、その期間延びると忙しさは増すかもしれない。長期休みが終わった後にどっと疲れが来るかもしれない」

さらに、朝から子どもたちを預かるため、おやつのほか昼食も提供しています。

(職員)「なるべくお昼ご飯を出しておやつも出してという形で。普段はおやつだけなので大変は大変」

一方で、春休みが長くなったことで子どもたちが楽しめるイベントも増やすなど工夫もしているといいます。

(あおぞらクラブ児童育成会 中野範子理事)「普段できない映画を見に行ったりスキーに行ったりとかいろんなことを体験させてあげられるということで、朝からの保育はありがたい」

2日長くなった春休み。

教職員の働き方改革と保護者などへの負担をどう減らしていくのかが課題と言えそうです。

03/26(水) 16:14

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