狙い目はジャガイモ 秋野菜高騰…サツマイモは「平年より2~3割高い」新タマネギは暑さで品薄
様々なものの価格が上がっているいま、きょうは物価の最前線で働く方にいまの傾向を伺います。
札幌市豊平区のスーパー、キテネ食品館・月寒店です。
いまの野菜の価格はどうなっているのでしょうか。
暑さは和らいできましたが、野菜の価格にはどのような影響がありますか?
(キテネ食品館 中塚誠さん)「涼しくなってきたため、道内でジャガイモやニンジンの収穫量が増え始めて、先月より2~3割価格が下がって平年並みになりました」
いまの価格を見ると、道産の新ジャガイモの価格は1袋に10個ほど入って149円。
今後の見通しは?
(キテネ食品館 中塚誠さん)「来月もニンジンはいまの価格が続き、ジャガイモの価格は2割ほど下がる可能性があります」
秋になり需要が増える野菜が安くなるのは、ありがたいですね。
そして、8月から店頭に並び始めた秋野菜のサツマイモですが…
いまの価格は1袋に4本入って322円と、8月と比べて価格に変化は見られないですね。
(キテネ食品館 中塚誠さん)「価格は変わらないがサイズは大きくなりました。ただまだ平年より価格が2~3割高い状況です」
平年よりも価格が高い理由は何がありますか?
(キテネ食品館 中塚誠さん)「いまは他の野菜が品薄状態でサツマイモの需要が増えているため、供給が追い付かなくなってきているのが原因です。ただ今月末からは収穫量が増えるため、2割くらい価格が下がる見込みです」
どういったものが品薄になっていますか?
(キテネ食品館 中塚誠さん)「例えばこちらのタマネギです。 先月より30円ほど値上がりして、平年より2~3割高くなっています。また、サイズも小ぶりとなっています」
道産の新タマネギのいまの価格は、1袋に6~8個入って214円。
最盛期になぜ品薄になっているのですか?
(キテネ食品館 中塚誠さん)「夏の暑さと雨不足で出荷できるサイズの収穫量が減っているためです。ただこちらも来月には収穫量が増えて2~3割価格が下がる見込みです」
いまだに暑さの影響を引きずる野菜がありますが、10月には価格が安くなる野菜が多くなりそうです。