ニュース

NEWS

スリングショットで発射か 鉄球が国道を越えて命中 バイク販売店の窓ガラス破損 無職の男逮捕

店舗のガラスを壊したとして札幌市の無職の男が逮捕されました。

犯行に使っていたのは「スリングショット」と呼ばれる強力なパチンコで、およそ80メートル先から鉄球を命中させたとみられています。

札幌市内にあるバイク販売店のガラスには、何かが当たったような跡がー

よく見ると、丸くへこんでいます。

(オートランド札幌 三坂哲哉さん)「我々の店舗だけならいいが、一般の方が歩行者として通られるので、今回逮捕されて安堵している」

このガラスを壊したとして逮捕されたのが、札幌市厚別区に住む無職の33歳の男です。

どのような犯行だったのかというと…

(向山記者)「男はあちらのマンションの高層階の非常階段から鉄球を発射させ、その球は交通量の多い国道を挟み、こちらの店のガラスに当たったということです」

警察が押収したのは、「スリングショット」と呼ばれる強力なパチンコです。

男は9月30日午前9時10分ごろ、札幌市厚別区のマンションの非常階段からスリングショットで鉄球を発射し、店舗の窓ガラスに命中させ壊した疑いが持たれています。

警察によりますと、男はマンションの7階から9階くらいの高さからスリングショットを使って直径6ミリほどの鉄球を発射。

直線距離でおよそ80メートル先にある店舗のガラスに命中させたとみられています。

現場は国道12号沿いで歩行者も多い場所です。

一歩間違えれば人に当たっていたかもしれません。

男はスリングショットを所持していた理由について…

「カラスを撃つために使っている」

一方で、「覚えていません」と容疑を否認しているということです。

細かい規制がないスリングショットは本来、農家が害獣を追い払う目的などで使用されています。

猟銃などを販売する店のオーナーによると、球が命中すれば出血するほどの大けがをする可能性があるということです。

(シューティングサプライ 山口円さん)「スリングショットに規制がないものだとしても、住宅地などでは使えないですよね。狙った先が本当に安全な状態であるんだよと注意する必要は絶対ある」

厚別区の店舗ではこれまで20回ほど同様の被害があったということで、警察は男に余罪があるとみて詳しく調べています。

10/03(金) 16:24

ニュース