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党勢拡大を図る参政党「1区・2区・3区で」候補擁立へ 再び“台風の目”となるか 次期衆院選

「日本人ファースト」をスローガンに参議院選挙で躍進した参政党が、北海道内でも党勢拡大を図っています。

次の衆院選で視野に入れるのは3議席。

既存の政党はどのように迎え撃つのでしょうか。

(参政党 田中義人氏)「参政党は北海道から3名の衆議院の候補者を出したいという風に言っています。1区・2区・3区で擁立したいということで募集をかけているはずです」

先週、STVの取材に応じた元倶知安町議の田中義人さん。

7月の参院選では北海道選挙区で参政党から立候補。

当選ラインに届きませんでしたが、大接戦にもつれ込み、党の勢いを示しました。

参政党は道内で、国会議員こそ不在ながら現在地方議員が11人。

田中さんは次の衆院選に向けて、党が道内3議席を視野に候補擁立に向けて動いていると明らかにしました。

(参政党 田中義人氏)「参政党は勢いがあるといいながらも、国政に立候補できる人は誰でもいいわけではないので、人材を発掘しているところだと思います」

参政党が重点区と位置付けるのが、北海道1区から3区です。

7月の参院選の結果を見ると、トップ当選を果たした自民党の高橋はるみさんに、田中さんが得票数で迫る地域もありました。

(参政党 中島良樹氏)「日本の産業を復興させたい。その思いはひとつは子どもに希望をもって明るく暮らしてもらえる、そんな社会を作りたい」

11月15日、街頭演説に立ったのは、北海道3区から立候補を表明した中島良樹さんです。

半導体メーカーのエンジニアで、海外で生産されている部品や製品をできるだけ国内で製造するなど、日本の産業を高める仕組みを作りたいと訴えます。

(参政党 中島良樹氏)「海外の物をどんどん入れましょう、海外にどんどん出しましょうという政策になっていると思います。そこを変えたいというのがあります」

豊平区や清田区などが区域の北海道3区。

2024年の衆院選は、立憲民主党の荒井優さんが自民党の高木宏寿さんを破りました。

参政党の候補擁立に2人はー

(立憲民主党 荒井優衆院議員)「選択肢が3区の中で広がって、有権者の人がいろいろ選びやすくなっているというのはいいことだと思っています」

(自民党 高木宏寿氏)「単純に保守票を奪い合うのではなくて、何をやるか、結果を残せるか。しっかりと気を引き締めて活動していきたいと思っています」

参政党が再び「台風の目」となるのか。

次期衆院選を見据えて、道内でも党勢拡大を図っています。

11/17(月) 18:41

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