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【大量死】サクラマスの死骸3900匹 北海道電力管理の蘭越取水堰 魚道に木など堆積 流れが止まったことが原因か

北海道蘭越町の尻別川流域でサクラマスが大量死した問題で、回収された死がいがおよそ3900匹に上っていたことが分かりました。

北海道電力によりますと、2025年6月10日朝、蘭越町の尻別川にある水力発電所・蘭越発電所の蘭越取水堰の下流に住む人から「サクラマスが大量に死んでいる」と連絡がありました。

同社が確認したところ、サクラマスが大量に死んでいるのが確認され、6月16日時点でおよそ3900匹の死骸を回収したということです。

蘭越取水堰は例年6月初旬ごろまで雪解け水が堰を超えて流れていて、水の流れが止まったことを確認次第、魚の遡上のために設置している魚道を開放していました。

6月3日に魚道を確認したところ、付近に木などの堆積物があることを確認し、業者に処理作業を発注していました。

作業は6月10日に実施されましたが、その間、雪解け水が減少し5日間水が流れない状態となっていました。

北海道電力は水の流れが止まったことで、取水堰下流水域の水温が上昇したことや、サクラマスが酸欠状態になったことが大量死の原因の可能性があるとみています。

北海道電力は、6月20日までサクラマスの死骸を回収する作業を続けるとともに、原因調査などに協力していくとしています。

06/17(火) 12:17

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