JR北海道に改善指示 原因調査の虚偽報告などの問題うけ安全輸送の確保徹底を求める 運輸局
砂川駅構内で2024年11月、JR北海道の保線作業員が貨物列車の接近中に線路に立ち入り、その後の原因調査で虚偽の報告をしていた問題などを受け、北海道運輸局がJR北海道に改善指示を出しました。
(北海道運輸局 井上健二局長)「鉄道の安全輸送の確保を徹底するよう、この指示文書に基づいた早急な改善を指示する」
北海道運輸局は3月31日、JR北海道に対し、鉄道の安全輸送を求める改善指示を出しました。
JR北海道の保安体制を巡っては2024年11月、砂川駅構内で貨物列車が接近しているのにも関わらず、保線作業員が線路に立ち入り、その後、虚偽の報告をしていたほか、JR函館線で発生した貨物列車の脱線事故では、事故直後、安全確認が不十分なまま対向列車を通過させる問題が明らかになっていました。
(JR北海道 綿貫泰之社長)「これから先ほど受けた指示の内容をしっかり確認して検討し、徹底的な対策を講じていきたい」
北海道運輸局は具体的な措置に関して4月30日までに報告するよう求めています。
03/31(月) 17:48