北海道・釧路市動物園は2025年6月18日午後7時24分に、アムールトラの「ココア」が死んだと発表しました。

ココアは2008年に釧路市動物園で生まれたメスのアムールトラで、2009年に命を落としたきょうだいの「タイガ」と共に、生まれつき後ろ足に障害がありました。

懸命に生きる姿は全国に共感を呼び、多くの来場者が訪れるなど、各地から激励の声が寄せられていました。

しかし2025年4月、ココアは食欲が落ち体力も衰え、動きが少なくなったことから、展示が一時中止されていました。

その後、体調が回復し展示を再開。

5月には17歳の誕生日を迎えていました。

釧路市動物園によりますと、ココアは再び体調が悪化し6月17日から展示を中止、翌18日に死んだことを確認したということです。

死因は分かっていません。

釧路市動物園は、6月19日から猛獣舎内「ココアの部屋」前に献花台を設置しています。