約15億円の損害賠償求める裁判 新たに乗客家族4人が提訴 審理進む訴訟と併合へ 知床観光船事故
北海道・知床沖で2022年4月に発生した観光船沈没事故をめぐり、乗客の家族らがおよそ15億円の損害賠償を求めている裁判で、新たに乗客の家族4人が提訴していたことが分かりました。
この裁判は、知床半島沖で観光船が沈没し、26人が死亡・行方不明となった事故で、被告の桂田精一社長と運航会社に対し、およそ15億円の損害賠償を求めています。
原告弁護団によりますと、7月1日付けで新たに乗客の家族4人が提訴をしたということです。
請求額は明らかにしていませんが、すでに審理が進んでいる訴訟と併合される見通しです。
今回の提訴で原告の数は33人となりました。
乗客家族は悪天候が予想される中、船を出航させたとして桂田社長の判断に「過失」があったと指摘する一方、被告側は桂田社長の判断に過失はないと主張し、請求棄却を求めています。
08/25(月) 11:15