夏山の熱中症相次ぐ…ヘリ救助のケースも 救助隊員にもリスク「暑い日は入山控えて」北海道警察

夏山登山のシーズンを迎え、北海道警察は登山中の熱中症や脱水に注意を呼びかけています。
道警によりますと、2025年7月1日から18日かけて、道内では13人が山で遭難していて、このうち4人に熱中症や脱水の症状があったということです。
2025年7月7日午後3時ごろには、斜里町の硫黄山で登山をしていた20代の女性が、下山中に熱中症で動けなくなり、約4時間後、消防隊員に救助されました。
また7月13日には、美瑛町の美瑛岳で40代の男性が手足のしびれなどを訴え、同行者が消防に通報。
男性は道警のヘリコプターで救助されました。
道内では例年より気温が高い日が続いていることから、道警は「当日の天候や熱中症警戒アラートを確認し、熱中症は命に関わることを認識したうえで、気温が高い日は入山を控えてほしい」としています。
また、山中で救助要請をしても、救助までに時間がかかることや、警察官や消防隊員など、救助に向かう人にも熱中症のリスクがあるとして、安全を最優先とした行動をするよう呼びかけています。
07/24(木) 05:38