「憤り…パワハラがあったから亡くなった」自殺した男子学生の母親 江差高看“教員パワハラ”めぐる裁判

道立江差高等看護学院の男子学生が2019年に自殺したのは、教員からのパワハラが原因だとして遺族が道に対し、損害賠償を求めている裁判で8月5日、原告の母親が法廷で意見陳述をしました。
意見陳述をしたのは、道立江差高等看護学院に通っていて自殺した男子学生の母親です。
母親は男子学生が「先生に無視されたり、落とされたくなかったら従えなどと言われた」などと話していたと明かしこう訴えました。
(原告の母親)「謝罪した途端に、パワハラは認められないとか、自死との因果関係は認められないっていう風になったことに憤りしか感じません。まず認めてほしいのが、パワハラがあったから亡くなったというこの一本だけです」
道は、第三者委員会が認定した教員による4件のパワハラについて「調査結果は客観的ではない」などとしてパワハラを否定し、請求の棄却を求めています。
08/06(水) 07:17