北海道倶知安町で、必要な届け出なしに森林が伐採され、建物が建設されていた問題で、道は現地確認の結果、法令違反に当たるとして６月２５日、事業者に対し改めて工事の停止を勧告しました。

羊蹄山のふもと・倶知安町の巽地区では、札幌の事業者がおよそ３．９ヘクタールの森林を伐採し、住宅２棟の建設を進めています。

この開発をめぐっては、事業者が１ヘクタール以上を伐採する場合に必要な法律に基づく許可をとっていなかったことがわかっています。

道によりますと、２３日に改めて事業者から図面が提出され、２４日に現地確認をしたところ、許可が必要な１ヘクタール以上の伐採が判明したため、２５日に工事の停止を改めて勧告したということです。

倶知安町と道は、「法令違反状態の早期の解消に向け、今後とも関係事業者に対して強く指導してまいります」とコメントしています。